キャバクラ生姜だよ!
とりあえずうどんの生姜の部屋である。
ここでブラッスールは驚くべき飛躍的結論を下した。この二つのシンボルは、失われた大陸の名を表しているに違いない。その大陸の名は、「M+U」、つまりムー(MU)である。(同様の“解読”は、1886年にフランスのピラミッド神秘学者オーギュスト・ル・プロンジョンも行っている) これが、今日まで伝説として語り継がれることになる「“ムー”大陸」の名前が誕生した経緯である。 しかし、ブラッスールが“解読”に利用したランダの「マヤ・アルファベット」は、後の調査で実はまったく使い物にならないことが判明した。(つまり勘違いだったということ) さらに、後に完全ではないもののマヤ文字の解読研究が進むと、ブラッスールが「失われた大陸の記録」だと思い込んでいた『トロアノ古写本』が、実は単なる占星術の本であることも判明した。 ブラッスール(とル・プロンジョン)の“解読”は、二重に間違っていたのである。